ビルの1フロアを健診クリニックに改修しました。
約250坪もの面積を男子エリア、女子エリア、共用エリアにきれいにゾーニングすることで男女別の健康診断を実現しています。
待合ホールと待合廊下は自然光の入る明るく伸びやかな空間に。
受付や更衣室は落ち着いたトーンにすることで、待合ホールに入った際の、
空間の広がりを強調しています。
受付カウンターになぐり加工を施したり、待合ホールに斜めの陰影が入るクロスを使ったりすることで、細やかな表情のある空間になりました。
健康診断の時間が、日常の合間の特別な時間になればと思います。
2つの店舗を持つ3世帯住宅。
3Fは浮いたような天井で垂直に、2Fはリビングと連続するテラスで
水平に広がりを作りました。
みんなで使う階段は、天窓とハイサイドライトのある吹抜があることで、
2Fと3Fを明るく照らす光庭の役割も果たします。
2重になったエキスパンドメタルのスクリーンは、
1950年から建つ堅牢な印象の既存建築物は、淡路島の豊かな自然の中で異物となってしまっています。
周囲の自然に溶け込ませるように手を加え、淡路島の山間部の魅力を感じられる場として改修します。
山の中の広場では、きれいに整えられたエリアとありのままの自然が建築によって緩やかにつながれます。
自然から人を守る存在であった建築は、人と自然をつなぐフィルターとなり得るか。
淡路島の豊かな自然の中で捉え直します。