風景としての古墳

2021/12/21。関西学院大学4年生との卒業設計エスキース。

仁徳天皇陵を対象にしている有馬さんの案に飛躍がありました。古墳は「巨大な墓」というのが一般的な認識ですが、仁徳天皇陵の周りに住んでいる人々にとっては、それよりは、「豊かな自然」という認識の方が強いのです。この土地特有の古墳の認識に従って、古墳を環境や風景として捉えて空間を設計することで古墳との新しい関わり方を提案できるのではないか。古墳を「巨大なもの」ではなく、「環境」として捉えたことは新たな視点でした。

NEXT CONTENTS

ものとの幸福な関係を作り出す天井の高い空間

はちみつとともに地域と自然をつなぐ器

言葉によらない過去の継承

-卒業設計エスキース 2021 vol.04-