「洗心和方」は、旅館のブランド刷新に伴う大規模リニューアルプロジェクトです。
洋室、標準和室、特別和室、離れといった多様な客室に加え、温泉大浴場、レストラン、ロビーなど、館全体の空間デザインを再構築しました。

既存建築は、古くから社寺建築を手掛ける著名な企業によるものであり、随所に職人技が息づく重厚な意匠と空間が残されていました。
計画では、その価値を丁寧に読み解き、残すべき意匠と更新すべき設備を慎重に見極めながら設計を進行。老朽化した設備配管の更新を行いつつ、建築本来の魅力を損なうことなく、新たな滞在体験へとつなげています。

客室では、和の趣を継承するため畳を残しながら、現代的なベッドスタイルへと刷新。
照明計画にはスマートシステムを導入し、伝統と快適性が共存する空間を実現しました。

また、旅館前の旧駐車場跡地には、宮大工として第一線で活躍する棟梁たちが手掛ける回廊と、18トン級の巨石を用いた本格的な和風庭園を計画。
日本の伝統技術の粋を集めた庭園の基礎設計および監理業務を担当しました。

工事は旅館営業開始後も継続する二期工事であったため、宿泊者動線への配慮を徹底。
さらに、足場シートのデザインを行うことで、工事期間中においても旅館の景観や世界観を損なわないよう工夫を施しました。

多くのトップ職人たちの技術と想いをつなぎながら、建築・庭園・滞在体験が一体となった、格調高い旅館空間を創り上げています。

一翠会東京府中健診クリニック

建築地東京都府中市
主用途クリニック(改修)
構造鉄骨造一部鉄筋コンクリート造
規模4Fフロア改修
竣工年2023年3月
備考なし
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