敷地の持つ奥行きを最大限に活かし、建物へとゆるやかに引き込まれるような斜めのアプローチを計画した賃貸マンションです。
日々の帰宅動線そのものを空間体験として捉え、都市の中に印象的な“間”を生み出すことを目指しました。

駐輪場やゴミ庫といった生活感の出やすい機能を自然に隠しながら、視線は斜め前方や背後へと抜け、思いがけない広がりや光を感じられる構成としています。
限られた敷地条件の中でも、奥行きと視線の抜けによって、豊かな空間体験を実現しました。

細長く伸びるアプローチ空間は、間接照明が柔らかく浮かび上がる落ち着いたトーンで演出。
その先に現れるエントランスホールは、白と緑のタイルによって構成された、天井高のある明るい空間とし、陰影のあるアプローチとの対比によって、建物へ入る瞬間に印象的なメリハリを与えています。

外観に大きく張り出したボリュームには寝室を配置。
二方向に設けた開口部から光や風を取り込み、視線が周囲へと抜ける、開放感のある居場所となっています。
コンパクトな賃貸住戸でありながら、都市の中でのびやかに暮らせる居住空間を目指しました。

街との距離感を丁寧に調整しながら、日常の中に小さな高揚感と豊かさをもたらす賃貸マンションです。

一翠会東京府中健診クリニック

建築地東京都府中市
主用途クリニック(改修)
構造鉄骨造一部鉄筋コンクリート造
規模4Fフロア改修
竣工年2023年3月
備考なし
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